絵本 おこだでませんように

今年は日本列島の多くの地域で6月中に梅雨明けしてしまいました。
早くも夏本番! 
そして七夕の時期ですね。

今回は七夕におすすめな絵本のご紹介です。

おこだでませんように
作  くすのき しげのり
絵  石井 聖岳
出版社  小学館

素直に自分を表現しているだけなのに、学校でも家でも怒られてばかりの、ぼく。
どうしてぼくはこんなに怒られるんだろうと、主人公の小学1年生の男の子は悲しくなります。

七夕の日。小学校に入って習ったひらがなで、短冊に心をこめて願いごとを書きました。
そしておそらく読者、特に大人の方の目頭が熱くなってしまう場面へと続きます。
子どもだけでなく、普段忙しくて一生懸命な親や先生に対してもそっと寄りそい、温かく見守るようなまなざしが向けられているようにも感じられます。

子どもに温かいまなざしを向け、見守ることのできる親でありたい。
けれどそんな理想は早々に諦め、気が付けば叱ってばかりー
子育ては大変だけれど、この絵本を手にすると初心に立ち返ることができるように思います。