絵本  ぼくら、うりうりブラザーズ

ぼくら、うりうりブラザーズ
作:わたなべちとせ 出版社:人間社

今回は、どこかユーモラスでありながら、みんなで力を合わせ助け合いの心を感じることができる絵本の紹介です。

多くの絵本コンクールで受賞歴のある、わたなべちとせさんによる絵本です。

イノシシ3兄弟が力を合わせて家を建てるのですが、何かと邪魔をしてくるオオカミのキバキバ団。ようやく建てた新しい家も乗っ取られてしまいます。
そこに次から次へと動物たちが現れ、イノシシ兄弟に加勢し、さらなるドタバタが始まり・・・

オオカミたちは何かと横やりを入れ、悪さをしかけてくるのですが、どことなくユーモラスで憎めない。後半のいろんな動物たちを巻き込んでのドタバタは、やんちゃでわんぱくな子どもたちを彷彿とさせ、思わず顔がほころんでしまいます。

年長の子に読んであげたら、最初はどうなるんだろうと息をのんで見ていたのが、後半はページをめくるごとにキャハハッと声をあげて笑って、何度も「読んで読んで」とせがまれます。
抑揚をつけて声にだして読むとやみつきになるようで、何度も楽しく読んだ記憶の積み重ねが宝物です。

困難に遭遇したとき、ユーモアやみんなで力を合わせることの大切さを、さりげなく気づかせてくれる絵本です。