ウッドワンダーランド2019
名古屋市港区のポートメッセなごやで開かれたウッドワンダーランド2019を訪れました。
今回はそのリポートです。
ウッドワンダーランドは日本各地の地域産材を活用した家具や建材、木製品を集めた展示会で、
2年に1度開かれる日本木工機械展ウッドエコテックに併設して行われます。
世界の約300種類の木のおもちゃで遊べる木育キャラバン、DIY教室、割りばしゴム鉄砲、こどもも大人も遊べて学べる内容が盛りだくさん。木にまつわる物を使ったり、触れる、遊ぶことで木工をより身近に感じることができる体験型展示会で、全日入場無料です。
会場に入ると木、木、木。数多くの木製品にただ圧倒されるばかりです。
どれもすばらしくてすべてご紹介したいくらいなのですが、いくつか魅了された展示内容やおもちゃについて記載いたします。
おやゆび姫になれる椅子
なんとこの椅子、座ると
すごい!
こんな風に花びらの部分が集まってくるんです。
チューリップの花から生まれたおやゆび姫をイメージした椅子で、集まった子どもたちが嬉しそうに何度ものったり降りたりしていました。
子どもだけでなく、大人もおやゆび姫気分を体感できます。
おやゆび姫といえばアンデルセン、
アンデルセンといえばデンマーク。
名古屋近郊の安城市には、デンパークというデンマークをテーマにした公園施設があります。
その正面入り口の「アンデルセンのトピアリー」も、同じくおやゆび姫気分をあじわえるスポットです。
ふしぎな木琴 輪唱の○
美術木工作家の方の「輪唱の○」という作品。
らせん状に組まれた木琴にボールを転がすとメロディーが奏でられ、木の音の響きを楽しめます。
ひたすら圧巻です。
この作品を創り上げるのに、いったいどれだけの知恵と労力が必要だったのだろうと、しばし感慨に包まれるほどでした。
長さや樹種の異なる板を組み合わせ、自分で曲を作ることができ、複数個のボールを転がすと輪唱することもできるのです。
このなんとも魅力的でふしぎな楽器に、子どもも大人も夢中で板を組み替えてはボールを転がし、メロディーを確認するという動作を繰り返して楽しんでいました。
空間を創る Wood Cube
ユニット型の木質空間化コーナーです。
壁や床をデザインしたキッズコーナーは子どもたちが大喜びしそうな場所ですね。
ららぽーと海老名(神奈川県)にもこのような木製のキッズスペースを設置してあるとこのと。
おもちゃは、東京おもちゃ美術館の監修のもので、遊びを通して木の良さを体感できます。
今回はキッズスペースの展示でしたが、他にも高齢者施設向けの小上がり空間や、オフィス向けにミーティングスペースが開発されているとのこと。
商業施設内、公共施設内オープンスペースの休憩コーナーなど、設置場所の利用用途に合わせて多様な空間づくりが可能とのことで、大がかりな工事を行わなくてもよくて便利と感じました。
ほかにもあんなおもちゃや
こんなおもちゃが
盛りだくさん!
展示のごく一部を紹介させていただきました。
他にも各種ワークショップや、ステージまでありました!
詳しい内容や出展団体はウッドワンダーランド2019に記載されています。