絵本 おにたのぼうし
節分の日が近づいてきましたね。
お子さんがいるご家庭では豆まきをされる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「鬼は~外! 福は~内!」 そんな元気な声が聞こえてきそうですね。
今回はそんな節分にまつわる絵本です。
節分の夜のこと、豆まきの音で、小さなおにたは住んでいた物置小屋を出て行かなくてはなりません。
次に見つけた家は豆のにおいがしません。そして病気のおかあさんを看病する女の子がいましたー
読み終わった後には、単に楽しいでも悲しいでもなく、複雑な余韻が残ります。
世の中には自分とは違う見方や価値観があるということを、子ども心にも大人の心にも感じさせてくれるように思います。
どことなく『ごんぎつね』や「大漁」(金子みすゞ)の読後感に共通するものがあるかもしれません。
楽しく豆まきをした後におすすめの一冊です。