楽家事 キッチンハーブ
今回は、ドライハーブの簡単な作り方についての記事です。
料理に使うハーブを育ててみたい!
ハーブを使った煮込み料理にパスタソース、お湯を注いで香りを楽しむハーブティー・・・
思いたってハーブの本を読んだり、ネット記事を参考にしたりして試してみました。
キッチン周りにプランターを置いたら使いたいときに使えてべんり!と思いましたが、いやいやと考え直しました。
バタバタと動きまわって料理しているうちに、プランターにぶつかって土を調理道具の上にこぼしたり、水やりをしているうちに倒したりという失態をしでかすことは、目に見えています。
水栽培も頭をよぎりましたが、なんとなく「土」で育てたいという気持ちもありました。
そこで狭い庭の片隅に、ローリエとローズマリーの苗、初心者も大丈夫というバジルやタイム、オレガノなどを植えました。
参考書どおりに、ハーブの土や肥料を使うと元気に大きくなり、充分料理に使えるほどに育ちました。
ローリエの葉が豊富に生い茂ったので、いつでも使えるようにと乾燥させることに。
陰干ししてビン詰めするだけなのですが、予想以上の枚数になり、長期保存となると形や色の良い葉っぱを厳選したくなり、けっこうな作業になりました。保存用のビンを用意するのも手間と思えてきました。
「庭にはえているんだから、その都度とればよいのでは」と考え、第一段の葉っぱを使いきると、そのままになってしまって・・・
使うときにとって来ればいいや!
けれど、生葉は香りよりも苦みやアクがあり、料理には乾燥させた方がよりていねいとのこと。
一方で、栄養分は新鮮な生葉の方が多いとの情報もあり、気持ち的にはすっきりしないながらも、その都度、外に出て葉っぱをとってきていました。
木枯らしの季節になり、スープやシチューを頻繁につくるようになると、毎回生葉をとりに外に出るのがおっくうになってきました。
そこで思い立ったのが、”葉っぱがたくさんついている枝ごとコップに入れておく”でした。
コップには水を入れないで、剪った枝葉をさっと湯洗いして挿しておくだけです。
すると乾燥する時期のこと、一週間ほどでドライハーブになりました。
キッチンに置いておけば、いつでも必要な分の葉っぱをとって、ほこりをはらってお鍋に入れるだけ。
なんて簡単なんでしょう。
室内干しは、湿気の多い梅雨時には向かないそうですが、乾燥するこの季節、わが家ではちょうど良かったです。
ていねいな暮らしと楽家事・ほったら家事とのはざまでのちょっとした葛藤の結末でした。